【ネタバレ注意】最高傑作!映画『ゲット・アウト』のあらすじと感想

 

 

こんにちは、なっちゃそです。

先日、10/27に公開された映画

『ゲット・アウト』を鑑賞してきました。

わたしはホラー映画が大嫌いなので、気になりつつもスルーする予定の作品だったんですけど、

なんでもこの作品、アメリカでの評価がめちゃめちゃ良いらしく、

どのサイトでも「全米初登場NO1大ヒット!」とか「満足度驚異の99%!」とか

ガンガンハードルを上げてくるので(あと彼氏がめちゃくちゃ観たそうにしてるので)

震えながら観に行くことにしたわけです。

 

観に行った結果、、

 

 

 

最高に面白かった!

 

もう圧巻!脱帽!鳥肌!!

 

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ちなみに今ならアマゾンプライム会員なら無料で観れるっぽいですよ↓

 

いやー、久々にめっちゃクオリティの高い作品観ちゃったわー、、!

ということでテンションが上がりまくっているので、

簡単なレビューと解説をしていきたいと思います!

 

注意!!
この記事は前半があらすじとネタバレなしの映画紹介、後半がネタバレありの解説と感想で構成されています。

まだ観てない方は後半は読まないことをお薦めします。

また、記事には若干トラウマになる実際の作品の画像が貼ってあります。

極端にホラーが苦手な人は薄目で読むことをお薦めします。

 

『ゲット・アウト』のあらすじ

 

ニューヨークに暮らすアフリカ系アメリカ人の写真家クリスは、ある週末に白人の彼女ローズの実家へ招待される。若干の不安とは裏腹に、過剰なまでの歓迎を受けるものの、黒人の使用人がいることに妙な違和感を覚える。その夜、庭を猛スピードで走り去る管理人と窓ガラスに映る自分の姿をじっとを見つめる家政婦を目撃し、動揺するクリス。翌日、亡くなったローズの祖父を讃えるパーティに多くの友人が集まるが、何故か白人ばかりで気が滅入ってしまう。そんななか、どこか古風な黒人の若者を発見し、思わず携帯で撮影すると、フラッシュが焚かれた瞬間、彼は鼻から血を流しながら急に豹変し、「出ていけ!」と襲い掛かってくる。

TOHOシネマズの映画情報より引用

 

 

「わたしの両親は黒人を差別しないから大丈夫。」

と言われ、連れてこられた彼女の実家。

両親には異常なほど暖かく迎えてもらうのだが、この家何かがおかしい。

不気味に笑う黒人の使用人、催眠術が使える母親、白人ばかりのパーティー

確かにこんなことってあるかも?考え過ぎなだけかも?でもどこか気持ち悪い。

少しずつ積み重なる違和感は、この家族の衝撃的な秘密に繋がっていた・・・。

 

最低限の情報で映画を楽しみたい派の方はこの先は読まないことをお薦めします。

 

作品の端々で感じる違和感

 

この『ゲット・アウト』という作品、途中までほとんど何も起こらないんですよ。(ホラーなんだけど、幽霊とかは出てこないです)

なのに、ずっと違和感があってじわじわ怖い。

確かにこういうことってありそう。こういう人っていそう。

なのにどうしてこんなに怖いのか。

度重なる違和感の正体を突き止めずにはいられない。

謎が一つ増えるたびにどんどん作品にのめり込んでいきます。

 

違和感その1 彼女の両親はどうしてこんなにも親しみを持って迎えてくれるのか

クリスの心配とは裏腹に、ローズの両親は彼をとても歓迎してくれる。

それはもう不自然なほどに・・・。

 

違和感その2 なんで人種差別はしないと言っている家庭の使用人は二人とも黒人なのか

父親は「黒人に偏見はない」と言っているけれど、この家には黒人の使用人が二人もいる。

親の介護のために雇ったが他界後も解雇する気になれないというが・・・。

 

違和感その3 真夜中にものすごいスピードで走ってくる管理人と、じっと窓を見つめる家政婦

走ってくる庭師

タバコを吸うために外に出たクリスは暗闇の中を猛スピードで走り寄ってくる管理人と、

部屋の中から窓をじっと見つめる家政婦を目撃する。

 

違和感その4 断っているのに禁煙の催眠術をかけてくる母親

外出から戻り自分の部屋に戻る途中、

彼女の母親に呼び止められ、禁煙の催眠術を無理やりかけられてしまう。

彼女はクリスの記憶を使って彼の心の奥底に入り込んできて・・・。

 

違和感その5 白人ばかりのパーティー

毎年決まった日に開かれるというパーティーにクリスも出席するが、周りは白人ばかり。

皆、不自然なほどフレンドリーだし、なぜか黒人の話題ばかり口にしてる・・・。

 

違和感その6 カメラのフラッシュで豹変した黒人男性

パーティーで見つけた唯一の黒人に声をかけるも、古臭い服装で会話が噛み合わない。

さらに彼の顔に見覚えあると感じたクリスはスマホで盗撮を試みるもフラッシュを切り忘れてしまう。

次の瞬間、それまで穏やかに笑っていた青年は豹変し、鼻血を流しながら

「Get out!(出て行け!)」と叫びながらクリスに襲いかかってくる・・・。

 

違和感その7 涙を流しながら笑う家政婦

笑う家政婦

部屋で二人っきりになってしまった家政婦に

「白人ばかりで辛くないのか?」

と聞くと、ボロボロと涙を流しながら笑顔で否定する。

「いいえ、彼らは私たちも家族のように扱ってくれているもの・・・」

 

ーーといった感じで中盤までは決して完璧に異常なわけではない、でも絶対何かがおかしい・・・

みたいな気持ち悪さがどんどん蓄積されていくわけです。

 

 

【伏線回収によりネタバレ注意】『ゲット・アウト』の違和感の正体と衝撃的結末

 

注意
ここからはネタバレばんばんしますので、まだ観ていない方は読まないようにしてください。

後半からはさらに謎が深まると共にストーリーが急展開していきます。

 

さっきクリスに襲いかかってきた青年は数年前に行方不明になった知人だった・・・?どういうこと?

ローズの部屋から大量の黒人男性とのツーショット写真が・・・なぜ?

 

 

身の危険を感じたクリスはローズを連れてニューヨークへ帰ろうとしますが、

彼女のカバンに入っているはずの車の鍵が全然見つからない。

一刻も早くこの家から出るために一階に行くと、そこにはただならぬ雰囲気のローズの母親と父親と兄が。

この人たち絶対にヤバい。早く逃げないと・・・

 

「ローズ!早く!鍵を見つけろよ!!」

 

・・・・

 

 

 

 

鍵を持ったローズ

「鍵は渡さない。」

 

なんと彼女もグルだった・・・!

そんなのムリやん・・・もう絶体絶命。。

 

案の定歯が立たなくてそのまま母親の催眠術により眠らされてしまったクリス。

目がさめるとソファーに縛り付けられていて、目の前には一台のテレビが。

 

画面の向こう側にいる男性は

「これから自分の脳をクリスに移植して身体を乗っ取る」と言い出す。

つまり見た目は黒人で中身が白人の人間を作り出すということ。

 

これが彼らの目的であり違和感の”正体”だったんですね。

 

そしてここから怒涛の伏線の回収が始まります。

 

まず、

 

クリスとローズが道で鹿を轢いてしまうシーン。

これは、中盤でクリスがローズの母親にかけられる催眠術のトリガーとして用いられています。

彼が鹿を放っておけず様子を見に行ってしまったのには子供の頃のトラウマが関係していたのですね。

 

その後、警官が身分証明書の提示を運転手ではないクリスにも求めてくるシーンでは、

一見、黒人の恋人を庇うかっこいい彼女という印象を受けましたが、

その裏にはクリスを誘拐した際に警察に足跡を辿られると困るという真意が隠されています。

 

不気味な二人の使用人はローズの祖母と祖父だということが終盤のローズのセリフで判明します。

だから管理人はローズのことをやたら褒めてくる(可愛い孫だから)し、

家政婦は「自分たちを家族のように扱ってくれる」(実際に家族だから)なんて言っていたんですね。

 

ちなみに、二人は黒人に脳を移植した眉毛の上ら辺に大きな傷跡ができており、

それを隠すために管理人は帽子を、家政婦はウィッグを被っています。

そのため管理人は夜中でも帽子を被っていて、家政婦は入念に髪の毛をセットしていたんですね。

 

パーティーにい黒人男性はもちろん移植手術済みで中身は白人。

一緒にいた年配の女性の旦那さんなので、服装が古臭かったし、クリスと会話が噛み合わなかったんですね。

 

そしてクリスが誤ってフラッシュをたいてしまったシーン。

フラッシュを浴びることによって中の(黒人の)人格にかけられている催眠が解けてしまうため、

豹変し、クリスに襲いかかっているのは中の人格なのです。

 

さらに、ここで叫ばれている「Get Out!」は単なる「出て行け!」ということではなく、

「(ここにいると白人に乗っ取られて自分のようになってしまうから早く)出て行け!逃げろ!」

という意味だと考えられます。

再び催眠によって封じ込まれる前にクリスを助けるために危険を知らせていたのです。

この辺りがわかってくると鳥肌が止まらなくなりますよね。

 

パーティー中に行われたビンゴは次に黒人になれる人を決めるためのもの。

このパーティーに来ている白人たちはみんな黒人になりたいと思っている人たちです。

だから揃いも揃って黒人の話ばかりするし、クリスをじっくり観察したり体に触ったりしていたんですね。

そしてビンゴに勝利した盲目の画匠がクリスの身体を手に入れるべく手術台に登る権利を得たというわけです。

 

 

最後に

 

 

この作品の凄さは冒頭から大量の伏線が綿密に張り巡らされていることと、

100分という決して長くない尺の中でその全てが見事に回収されている点にあります。

 

 

わたしはホラー映画と同じくらい

謎が多くて頭を使う映画が苦手です。

理由は

え?え?なんで?どうなってるの?!どうなっちゃうのーーーーー?!?!?!

と最後まで謎を蓄積して、

結局どうにもならずに終わってしまうことがあまりにも多いからです。

(えぇ、わかってますよ。映画が悪いんじゃなくてわたしの頭が悪いことくらい。。)

 

なんですけど、この作品はそんなわたしでもモヤモヤを残すことなく観終えることができました。

正確にいうと、観終えてからの帰り道に作品を反芻しまくると

「そういうこと?え!そういうこと?!

あー!なるほど!そういうことだったのか!!!!!!

という最高の観了感に浸ることができました。

ほんと考えれば考えるほどよくできた映画です。

 

そしてこの作品を監督したのはジョーダン・ピールさんという方らしいのですが、、

この方↑

この作品がデビュー作ってマジですか!

なんなの、鬼才の極みなの?

 

まだこんな作品を撮れる人がいたんですね、なんだか感無量・・・。

 

普通ホラー映画は1度目が一番面白く2度目からは面白さが薄れてしまいますよね。(いやホラー映画観ないんだけどね)

 

でもこの『ゲット・アウト』、

結末がわかってから観ると、一つ一つのセリフの意味がわかってまた別の面白さがある作品だと思います。

2回観たいと思える映画に出会えたのはいつぶりだろうか・・・

 

いやー、最高でございました!!

 

 

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